山善グループのサステナビリティ

サステナビリティに関する基本方針

山善グループは、社会の一員として、また世界の様々な地域において事業活動を行っている企業として、広く社会から信頼され、期待され、支持される事業体を目指し、国際的な枠組みに基づくSDGsの達成に向けた取り組みを積極的に行うことで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。自らの事業活動が、環境や社会において及ぼす影響を認識し、経営理念に基づいた事業活動を通じて社会的課題の解決に貢献し、持続可能な社会と山善グループの持続的成長の実現を目指します。

1. 人権

国際的に宣言されている人権の保護を支持し、尊重するとともに、自らが人権侵害に加担することはありません。

2. 労働

労使一体を基本とした誠実な対話と協議、あらゆる形態の強制労働の撤廃、児童労働の実効的な廃止、雇用と職業における差別の撤廃を支持します。

3. 環境

環境上の課題に対する予防原則的アプローチを支持し、環境に関するより大きな責任を率先して引き受け、環境にやさしい技術の開発と普及を奨励します。

4. 腐敗防止

強要と贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗の防止に取り組みます。

サステナビリティ推進体制

取締役会を中心とした、経営戦略会議、サステナビリティ推進会議、各種委員会、事業部門の関係を示す組織図

当社は、事業活動を通じたサステナビリティに関する重要課題への取組みを経営レベルでさらに強化していくことを目的に、サステナビリティ推進会議を設置しました。サステナビリティ推進会議は、代表取締役社長を議長とし、会議メンバーは代表取締役及び執行役員で構成されており、当社の重要課題に関するリスクと機会の評価、アクションプランの策定や各事業部の取組みの横断的な検証、承認や情報開示に関する事項等の審議を行い、定期的に取締役会に報告を行います。

2030年企業ビジョンを実現する上での重要課題

当社は、顧客ニーズを理解するため、顧客を取り巻く2030年の世界観を描き、取り組むべき5つの重要課題を特定しました。
この重要課題に取り組むことで、顧客に提供する価値を高め、当社の「世界のものづくりと豊かなくらしをリードする」という2030年企業ビジョンの実現を目指します。

働きがいのある
職場の実現

  • 自業員活躍・山善流Well-Beingを実現する環境整備
  • 人財育成と教育・能力開発
  • Diversity & Inclusion の 推進

デジタル化による顧客価値の最大化

  • デジタルサービス拡充・データ活用促進による顧客価値向上
  • 安心かつ安全なデータ利活用の推進

グリーンビジネスの拡大

  • サプライチェーン全体での温室効果ガスの排出削減支援
  • 当社の温室効果ガスの排出削減
  • 資源循環の促進・廃棄物の削減

持続可能な調達・
供給の実現

  • サプライチェーンにおける人権・労働・環境問題防止
  • 経済安全保障等の地政学リスクに配慮した安定供給体制の構築
  • サプライチェーン内の事業継続リスク(災害、事故、 感染症、製品・IT 事故等) への対応
  • 製品・サービスの品質管理の実施・開示

透明性のあるガバナンス体制の確立

  • 財務・非財務情報の開示拡充と市場との対話強化
  • コーポレート・ガバナンス体制の強化
  • 法規制・規範に関するリスク管理・戦略の策定

2030年企業ビジョンと戦略

2030年企業ビジョンの位置付け

2030年企業ビジョンに向けた山善のロードマップ。2022年から2024年にかけて中期経営計画「CROSSING YAMAZEN 2024」を推進し、2025年以降、段階的に収益性向上を目指す流れを示す

2030年企業ビジョンを実現するための戦略と施策の全体像

企業ビジョンを達成するためのピラミッド型フレームワーク図。PURPOSE、VISION、STRATEGY、TACTICSの階層で構成され、全社戦略や営業戦術が示されている

2030年企業ビジョンを実現する上での重要課題

山善を取り巻く2030年の世界観

5つの主要な社会変化要因。1. 脱炭素の要求の高まり、2. デジタル化・スマート化の進展、3. 消費行動の変化、4. 国内外の経済変動、5. ガバナンスの要請拡大

2030年の世界観から導き出した重要課題

働きがいのある職場、デジタル化による顧客価値最大化、グリーンビジネス拡大、持続可能な調達・供給、ガバナンス体制確立の5つの重点施策を示す図。

重要課題をもとに、4つの機能戦略を策定