トップメッセージ

私は、これまで国内、海外両市場において、現場営業や現地法人経営を経験してきました。これらを通じて「関わる人の喜びこそが自らの喜びである」という思いに至りました。つまり、私の活動が役立った証明とは、社員とその家族、お取引先、またその先のお客様にまで喜んでいただけることなのです。この思いの実現が、即ち山善で働いてきた私自身の財産になり得ると信じています。
山善の経営理念である「人づくりの経営、切拓く経営、信頼の経営」は、創業以来全てのステークホルダー様と共に歩んできた道筋であります。創業者山本猛夫は「利害共同体」の精神を説きました。これは私たちが持続的成長を遂げる基盤であり、この精神を失えば山善の未来は語れません。この経営理念と創業の精神を礎として、私たちは「社会のサステナビリティと山善のサステナビリティの同期化を加速させる」ことを新しい中期経営計画「PROACTIVE YAMAZEN 2027」の柱の一つとしました。
環境への取り組みとその成果を出すことは、私たちが成すべき当たり前の責任となりました。当社はこの自覚をもって、環境負荷低減の製品販売や多様な環境ビジネスを通じ、気候変動や循環型社会の実現に貢献してまいります。私自身も環境委員会委員長として、新たなグリーンビジネスの創造が力強い成長ドライブとなることに全力を注いでいます。
また、当社にとって人財はコアコンピタンスであります。山善は、世界のものづくりの現場と豊かなくらしを実現するための技術を、人と人の心で繋ぐことのできる「心と技のある専門商社」を目指しています。それを構成する高いレベルの人財の育成が私たちの使命です。
私たちは常に社会にとって「お役立ちに資する企業」であり続けることを目指しています。
各事業活動における最終的な経営判断は、常に何が社会にとっての価値なのかを目線に決定します。透明性のあるガバナンスを確立し、私たちの活動内容を明示してゆくことで、全てのステークホルダーの皆様に信頼される企業であり続けます。
山善は、長期的な視点に立ち、持続的成長を追求し続けます。目指す姿に向けて、課題を認識し、具体的な取組みを進めてゆきます。これからも、皆様とともに歩み続けることをお約束し、企業価値の向上に向けた熱い思いを胸に全力で取り組んでまいります。