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6月10日は『ロボットの日』 自動化・省人化に関する実態調査を実施

6月10日は『ロボットの日』 自動化・省人化に関する実態調査を実施
〜自動化・省人化に取り組む回答者の約7割が対策に満足をせず、目標進捗率が30%以下の回答者は、約6割にも上る結果に〜

 
 株式会社山善(大阪本社:大阪市西区/代表取締役社長:岸田貢司 以下、当社)は、『ロボットの日」(6月10日)に合わせて、全国の社会人(製造業、三品業界※、一次産業、建設・建築業、物流業に携わる方)1,043名を対象に「自動化・省人化に関する調査」を行いました。世界でも2050年問題に注目が集まる中、日本においては超高齢化社会にともなう働き手の減少が深刻化することが予想されています。
 今回の調査では、これからの時代に求める働き方改革の項目や自動化・省人化の進捗状況についての結果をまとめました。

※食品、薬品、化粧品業界のこと

<アンケート調査概要>



 ・調査内容:自動化・省人化に関する調査 
 ・調査対象:全国の25~69歳の男女 1,043名(下記詳細)       
 ※製造業、三品業界、一次産業、建設・建築業、物流業に携わる方 
 ・調査方法:インターネット調査
 ・調査期間:2023/05/19 ~ 05/24

【調査サマリー】



① 自社企業の働き方改革で求めることは、「労働時間の短縮」「工場内の環境づくり(室温・空気など)」が上位。
② 自社の人材や設備の課題は、2050年問題の焦点にもなっている「人手不足」「人材の高齢化」が5割以上。
③ 自社の人材や設備の課題対策としては、「無駄の削減」「自動化・省人化」「人材確保」が上位。
④ 「自動化・省人化」を改善策としている一方で、「取り組んでいる」は2割に満たず。取り組んでいる自動化・省人化対策に「満足していない」は約7割。また、自動化の目標進捗率が30%以下、と回答した方は約6割と課題が残る結果に。


【調査結果】

① 自社企業の働き方改革で求めることは、「労働時間の短縮」「工場内の環境づくり(室温・空気など)」が上位。
 「自社企業の働き方改革で求める改革を3つまでお答えください」という質問に対し、約5割の方が「労働時間の短縮」、約3割の方が「工場内の環境づくり(室温・空気など)」と回答。労働時間の短縮とともに、工場内の労働環境を整えることで業務効率化を図ろうとする姿勢が読み取れます。


②自社の人材や設備の課題は、2050年問題の焦点にもなっている「人手不足」「人材の高齢化」が5割以上。
 「自社で抱える人材や設備に関する課題をお答えください」という質問に対しては、約6割の方が「人手不足」、約5割の方が「人材の高齢化」と回答。人手不足が喫緊の課題であることがわかりました。また、長く企業で働く従業員が退職することで、業務のノウハウが失われたり、生産性が低下することも懸念されます。


③自社の人材や設備の課題対策としては、「無駄の削減」「自動化・省人化」「人材確保」が上位。  
 「自社で抱える人材や設備に関する課題対策として必要だと思うことを教えてください」という質問に対して回答が多かったのは、「無駄の削減」「自動化・省人化」「人材確保」という項目でした。人手不足に対して、業務の効率化や自動化で対応しようとする姿勢が伺えます。


④「自動化・省人化」を改善策としている一方で、「取り組んでいる」は2割に満たず。取り組んでいる自動化・省人化対策に「満足していない」は約7割。また、自動化の目標進捗率が30%以下、と回答した方は約6割と課題が残る結果に。
 ②で、「設備・環境投資(自動化・省人化)が進まない」ことを課題に挙げていた方に課題対策の状況を聞いたところ、「取り組んでいる」と回答した方は2割に満たないという結果でした。また、「自動化・省人化(ロボット導入)」を課題対策に挙げつつ「取り組んでいる」方に、自動化に満足しているかどうかと目標に対する進捗率を伺ったところ、7割以上の方が満足しておらず、目標進捗率が30%以下と回答した方は6割を上回る結果となりました。各業種で取り組みが進んでいないことに加え、取り組んでいてもまだ十分ではないと考える方が多数であることが分かりました。





◆調査結果に関して担当者コメント

 今回の調査結果④から、各業種において自動化を推進する強力なリーダーシップが必要であると痛感しました。また、自動化を計画・立案する方と、現場でそれを実行する方のすり合わせも大事なポイントだと思います。そして、生産もしくは物流のラインの中で、自動化する箇所と人が行う箇所の住み分けを適切に行い、ライントータルで生産効率を上げるということが、満足のいく自動化への第一歩だと考えます。


株式会社山善
トータル・ファクトリー・ソリューション(TFS)支社
技術サポート部 部長
植島 代志和(うえじま・よしかず)



◆山善の自動化・省人化のご提案について

 山善のTFS支社は、機械専門商社の枠を超えて、生産ラインの自動化・省人化についてトータルなコンサルティングを行っています。各業種の企業様の生産管理部門と現場の橋渡し役をしつつ、協働ロボットを含む設備をご提案しています。
昨年10月には、大阪本社第2ビルに「ロボットテストラボ」を開設するなど、エンジニアリング力の強化に努めながら、お客様の生産効率の上がる自動化をサポートしています。


◆【動画でご紹介】山善の自動化・省人化への取り組みについて

導入事例
・株式会社研美社様 
 ~協働ロボットを活用したプラスチックカードの印刷工程での自動化システム~
 https://www.youtube.com/watch?v=Ntfnag_1TK8&t=30s

・亀井堂総本店様
 ~バターサンドの製造工程での自動化システム~
 https://youtu.be/8QXu9HOQdxE

※トータル・ファクトリー・ソリューション(TFS)支社のHPは下記URLからご覧いただけます。
 https://tfs.yamazen.co.jp/

 

 今後も当社は、パーパスである「ともに、未来を切拓く」のもと、世界のものづくりと豊かなくらしをリードしてまいります。

以上

■本件に関するお問い合わせ先
【報道関係の方】
広報・IR室
TEL 06-6534-3095 / FAX 06-6534-3280
E-Mail info07@yamazen.co.jp

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