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拠点間輸送にRORO船を活用

拠点間輸送にRORO船(※)を活用
~「グリーン物流」を推進、「2024年問題」にも対応~

 
 「ともに、未来を切拓く」をパーパスに掲げる株式会社山善(大阪本社:大阪市西区/代表取締役社長:岸田 貢司 以下、当社)は、2023年6月28日より、九州と関東の自社物流倉庫の拠点間輸送において、RORO船(※)の活用を開始しました。CO2排出量削減を図り、「グリーン物流」を推進していきます。


(画像左)当社が活用するRORO船 (画像右)RORO船にトレーラーを積み込む車両の様子

 当社ではLMS(統合物流管理システム)・WMS(倉庫管理システム)の稼働や、当社物流資産を事業部横断でシェアした地域密着の小規模倉庫の稼働など、物流網の最適化を図る一方、持続可能な「グリーン物流」への取り組みも進めています。特に、モーダルシフトによるCO2削減に取り組んでおり、昨年は鉄道コンテナの利用による輸送を、対前年比1.4倍となる776本まで増やしました。これにより、当社の物流におけるCO2排出量の約4%に当たる428t-CO2の削減を達成しています。
 今回、モーダルシフトの新たな取り組みとして、当社の家庭機器事業部の物流拠点である「ロジス九州」(福岡県福岡市)と「ロジス関東」(群馬県伊勢崎市)の拠点間輸送に、運転車両を切り離してトレーラー(貨物)部分のみを輸送するRORO船の活用を開始しました。
 「ロジス九州」から約12km離れた博多港にて、商品を積載したトレーラーをRORO船に積み込み、ドライバーは運転車両を切り離して下船。トレーラーのみ東京港へ海上輸送します(約1,160km)。東京港に到着後は、別のドライバーが運転車両をトレーラーに連結して、「ロジス関東」まで約144kmの道のりを輸送します。これにより、今まで約1,100kmだったトラックでの輸送が約156kmまで抑えられ、1回の輸送当たり約450kg-CO2、従来に比べ約40%のCO2が削減できる見込みです。当面は月1~2回の運用にて開始し、今後、毎週の定期的な運用を目指していきます。さらに、「ロジス九州」と関西の拠点との拠点間輸送への活用も視野に入れていきます。
 当社は上記のような取り組みを行いながら、輸送時のCO2削減等の「グリーン物流」の推進はもちろん、ドライバーの拘束時間を短くすることで、いわゆる「2024年問題」への対応も進めていきます。また、陸上インフラが寸断された場合のBCP対策としても活用していきます。

(※)RORO(Roll-on Roll-off)船: トラックの貨物を積載したトレーラー部分のみを輸送する貨物船

<従来の輸送との比較(ロジス九州発、ロジス関東着のケース)>


 今後も当社は、パーパスである「ともに、未来を切拓く」のもと、世界のものづくりと豊かなくらしをリードしてまいります。

以上

■本件に関するお問い合わせ先
【報道関係の方】
広報・IR室
TEL 06-6534-3095 / FAX 06-6534-3280
E-Mail info07@yamazen.co.jp

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