機械工具商として始まり、
専門商社としてグローバルに展開する山善。
「切拓く」を信条に、事業拡大に成功した
理由に迫りました。
商社だけでなく、メーカーだけでもない。山善は融合体企業として、ニーズに応じた専門的な「知識」と「情報」を提供するプロフェッショナル集団です。その分野は、ひとつは工作機械・産業システム・機械工具など日本の“モノづくり”を支える生産財。
もうひとつは、住宅設備・家庭機器など人々の“快適な暮らし”を支える消費財です。山善はこれら2つの事業分野を国内外に展開し、確固たる実績を誇っています。
山善は昭和22(1947)年に機械工具商として創立されました。転換期は、高度成長期の昭和30年代半ば~40年代半ば。当社は、世間の常識を飛び越えるスピードとスケールで、1000億円企業へと成長を遂げます。工作機械、工具、住設機器など、現在の主要事業にもつながる基本形は、この時代に生まれたのです。創業当初より、失敗・経験を繰り返しながらノウハウを築いてきた―。
革新と創造のストーリーは未来に続きます。
山善は“モノづくり”と“快適な暮らし”を支えるために、ビジネスフィールドを広げてきました。それを支えているのが、日本と海外拠点のグローバルネットワークです。企業成長を遂げた昭和40年代以降、ネットワークの拡充に注力。現在は日本、北米、ヨーロッパ、アジアと、日本と世界を結ぶ海外4支社・64拠点(2023年6月現在)を有し、ネットワークを統括することで、より広範囲な地域をカバーする体制を構築しています。
山善には、性別も年齢も、経歴も役職も、国籍も人種も関係なく、自由に活躍できるフィールドが広がっています。山善イズムの底流に流れているのは、誰が何を仕入れても、どこで売ってもいいという“商売人のスピリット”。お客様のニーズや期待を超える提案を行うため、一人の人間が取引先をまわり、話を聞き、要望に応えるために知恵を絞り出す―。その一連の流れを通して、自己成長を遂げる環境が整っています。
ビジネスを取り巻く環境が目まぐるしく変化する今、商社に求められるのは、時代に合わせて変革しながら、お客様のニーズに応える「変化対応業」であることです。幸い山善には、変化をビジネスに変える「チャレンジ精神」が継承されています。生産財分野における新たなソリューション事業の提供、消費財分野におけるZEH(ゼロエネルギー住宅)の提案など、先端ビジネスに着手しながら「持続的利益成長」を目指します。