家庭機器事業部 第3商品統括部 商品企画3部 部長

尾崎 友章/Tomoaki Ozaki

酷暑対策を“点”から“面”へ

多彩なプロダクトで現場のリスクに対応

2026.05.29

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気象庁が最高気温40度以上の日を「酷暑日」と定義するなど、2026年の夏も全国的に厳しい暑さが予想されている。夏本番を前にした4月23日、山善はメディア関係者向けに熱中症対策関連商品のデモンストレーションを実施。昨今、熱中症対策は安全面の確保だけでなく、“人が集まれる現場かどうか”を左右する時代になっている。点の装備だけでは対応しきれない中、山善は現場全体を“面”で対策できる選択肢を揃えた。家庭機器事業部の尾崎友章が、その高い冷却効果や利便性を説明。来場者から好感触を得た。

熱中症対策が人材確保を左右する

来場したメディア関係者からは、熱中症対策に向けた商品のクオリティに加え、「ラインアップの幅広さ」にも注目が集まったそうですね。

山善というと家電のイメージが強いかもしれませんが、実は熱中症対策分野にもかなり力を入れています。今回は売上を伸ばしている水冷服「DIRECT COOL」に加え、屋外に涼しいスペースを確保する「熱中対策シェルター」、緊急時に全身冷却が可能な「エマージェンシープール」、飲める氷が作れる冷凍庫「コールドマジック」といった最新の商品をいち早くご覧いただきました。

作業現場における暑さ対策のニーズは、年々多様化しています。山善公式インラインショップ「山善ビズコム」(https://yamazenbizcom.jp/)でも、お客様の課題に応じた商品を幅広く揃えられるよう、開発体制を強化しています。


商品画像:熱中対策シェルター、DIRECT COOL ProPLUS 水路式、Mizu fit

(奥)熱中対策シェルター、(手前左)DIRECT COOL ProPLUS 水路式、(手前右)Mizu fit

    
2025年6月に熱中症対策が法的義務化され、2回目の夏を迎えます。現場担当者の意識変化は感じますか。

初年度となった昨年は試行錯誤の段階でしたが、2026年は動き出しが非常に早く、2月頃から建設業界を中心に多くのお問い合わせをいただいています。「作業員の安全を守りたい」という現場担当者の強い意識の高まりを実感しています。

2月の段階で気象庁が「今年の夏は全国的に平年より気温が高い」と予想したこともあり、早期対策を後押ししているのかもしれませんね。

加えて、「熱中症対策が不十分な現場には人が集まりにくい」という傾向も顕著になっています。熱中症対策は安全管理にとどまらず、人材確保を左右する重要課題となっています。そうした背景を受け、家庭機器のブランドサイトYAMAZEN BOOK内に「はたらく現場の熱中症対策」と銘打って新たに特集しています。

熱中症対策は“点から面へ”

「はたらく現場の熱中症対策サイト」の特徴を教えてください。

近年の猛暑は、個人単位の対策や単一商品(点)では対応しきれません。作業環境の改善や緊急時の対策など、組織全体でどう管理するかが熱中症対策のカギとなります。そこで、熱中症対策を“面”で捉え、環境ごとに最適な商品を導入いただけるよう工夫して、「はたらく現場の熱中症対策サイト」を構成しました。
「体を冷やす」「作業空間を冷やす」「休憩スペースを作る」「緊急時には」といったテーマ別に、必要な対策を横断的に検討いただけます。
      

「はたらく現場の熱中症対策サイト」画像をクリック(外部サイトへリンクします)


              

主力商品のひとつ、水冷服「DIRECT COOL」の手応えはいかがですか。

昨年、約3万着を販売した水冷服シリーズは今年も好調です。5月には新機能を搭載した「DIRECT COOL ProPLUS(ダイレクトクール プロプラス)水路式」をリリース。従来のチューブ式から背中を面で冷却する「水路式構造」へと進化し、より効率的かつ快適な冷却性能を実現しました。「チューブに結露として付着する水滴が気になる」といったお客様の声をもとに改良を重ねた製品です。


DIRECT COOL ProPLUS 水路式

2026年の新商品「DIRECT COOL ProPLUS 水路式」。従来のチューブ式から背中を面で冷却する「水路式構造」へと進化。

メディアの反応が特によかった商品は?

「熱中対策シェルター」です。アウトドアで使用されるタープとスポットクーラーを組み合わせることで、灼熱の屋外でも涼しい空間を確保できる点が評価されました。家電、防災、DIY、アウトドアといった幅広い領域で培った山善のノウハウを活かした商品だと言えるのではないでしょうか。建設現場はもちろん、サッカーや野球など屋外のスポーツイベントにもご活用いただけると思います。


熱中対策シェルター(屋外用)

「熱中対策シェルター」。屋外用は遮光・遮熱性の高いブラックコーティング生地を採用。スポットクーラーと併用すれば、手軽に“涼しい避難スペース”を作ることができる。持ち運びも簡単。

   


お客様の声に耳を傾け、山善のノウハウを活かした商品開発に挑む尾崎

お客様の声に耳を傾け、山善のノウハウを活かした商品開発に挑む尾崎

作業場に常備したい「エマージェンシープール」の特長とは?

熱中症が疑われる際に、袋から出したプールに水を注いで全身を冷却することができます。軽々と持ち運べるパッカブルな仕様、本体の側面にイラストで使用方法を明記するなど、緊急時での実際の使用を想定して開発しました。


エマージェンシープール

「エマージェンシープール」。広げるだけで簡単設置可能な緊急用簡易プール。

利用者レビューが導くヒット商品

「山善ビスコム」の商品開発・改良に欠かせないのは?

ありがたいことに、実際に使った方から参考になるさまざまなレビューをいただきます。まさに私たちの商品開発・改良の出発点は、お客様からのリアルな声なのです。「山善ビズコム」を介してつながったお客様が、「こんな商品を待っていた!」と喜んでいただけるアイテムを数多く揃えたいと考えています。

最後に、山善の商品開発において、尾崎さんが大切にされているこだわりは何でしょうか。

私たちの強みは、必要な機能を確保しながら導入しやすい価格に抑えるコストパフォーマンスの高さです。例えば、「熱中対策シェルター」の120cm角タイプは、スポットエアコンもセットで税込み10万円を切る価格設定としました。より多くの現場に広く届け、過酷な環境で働く方々の熱中症リスクを下げることで、快適な職場づくりと人材確保に貢献していきたいと考えています。

※このインタビューは2026年4月に行いました。部署名等は取材当時のものです。

◆ 山善ビズコム(山善公式オンラインショップ)は画像をクリック(外部サイトへリンクします)


◆ 「はたらく現場の熱中症対策サイト」画像をクリック(外部サイトへリンクします)


尾崎 友章
PROFILE
尾崎 友章

家庭機器事業部 第3商品統括部 商品企画3部 部長
1993年の山善入社時から家庭機器事業部に所属。通販部でカタログ商品やテレビ通販の営業を経験した後、紙面や画面を通して商品をPRしてきた実績より2005年からインターネット通販の立ち上げに参画。現在は公式ECサイト「山善ビズコム」の主な顧客である、法人・個人事業主に向けたオリジナル商品の開発を担当している。自身の熱中症対策は、喉が渇ききる前の水分補給。

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