
2022.08.31
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【チームセッション】北関東発!人財育成改革のキーパーソンが語る山善のこれから
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産業ソリューション事業部 東京営業部 東京営業課
道前 暁介/Kyosuke Domae
工場・倉庫の狙うべき場所を定めて冷やす「クールレボリューション」を中心に幅広い提案力で熱中症対策をサポート
2026.04.28
気温35度以上の猛暑日が通常化、さらに気象庁が気温40度以上の日を「酷暑日」と定めるなど、高温な日が続く日本の夏。この酷暑は工場・倉庫の生産性と安全を脅かす深刻な課題となり、熱中症対策はすでに法的義務となり一刻の猶予もない状況。人手不足も課題となる今、求職者の確保にも影響を与える酷暑対策は、企業にとっては最優先課題となっている。大風量スポットクーラー「クールレボリューション」などで快適な職場づくりを支援する、産業ソリューション事業部の道前暁介にリアルな現場の状況を聞いた。
産業ソリューション事業部では地域の販売店と連携し、町工場から大手企業まで提案をされています。工場・倉庫の熱中症対策について、現場ではどんな声が多いですか。
2025年6月から熱中症対策が法的義務になり、改めて作業員の方の安全を守るための対応が必要だという認識は一気に広がりました。一方で多いのが、「何を、どこまでやればいいのか分からない」という声です。安全面だけでなく、人手不足の中で作業環境が採用や定着にも影響するため、現場責任者の方ほど切実です。
道前さんが担当する販売店ではいかがでしょうか。
私が担当させていただいているのは物流倉庫をお客様とする販売店様が多いのですが、首都圏に増えている賃貸のマルチテナント倉庫では、移転時に倉庫の原状復帰が前提になるため大掛かりな設備投資に踏み切りにくい。しかも工場・倉庫は稼働し続けているので、工事の段取り自体が難しいという制約があります。
さまざまな制約があるなかで、道前さんはどのような提案をしているのでしょうか?
理想は全体空調ですが、先ほどのような制約がある現場では導入が難しいことも多い。そこで重要になるのが、“空間全体”ではなく“作業する人”に必要な冷気を届けるという発想です。広い空間を丸ごと冷やそうとするとコストもエネルギーも大きくなりますが、暑さの影響を受けるのは現場で働く人です。山善ではスポットクーラーを中心に、気化式冷風機やミストファンなども組み合わせ、現場の動線・作業内容に合わせた暑熱対策を提案しています。
注目されているソリューションは何でしょうか。
「必要な場所を狙って冷やす」機器への関心が高まっています。例えば、当社のプライベートブランド商品である大風量スポットクーラー「クールレボリューション」もそのひとつ。移動式で、作業場所に合わせて設置場所を柔軟に変えられることが特長です。
さらに、ダクトを使用すればピンポイントに冷風を届けることができるので、倉庫内はもちろん、夏場は特に過酷になるコンテナの荷降ろし(デバニング)でも活用できます。省エネで“人を冷やす”環境づくりを進めるので、作業環境の改善に取り組む企業様に選ばれています。
「移動式」以外にもメリットはありますか。
大きいのは導入障壁の低さです。
特に、「工事がいらない」点は、現場から喜ばれますね。お届け後はコンセントにつなぐだけでお使いいただけます。物流業界のマルチテナントというトレンドとも、とても相性がいい商品ですので、昨年も多くの現場で導入していただきました。
導入にかかる費用はいかがでしょうか。
はい、全体空調の導入と比べるとかなりコスト削減が可能です。
実際に、億単位の全体空調を検討されていたお客様が、「クールレボリューション」4台に切り替え、約800万円程度まで抑えられたケースもあります。
季節商材ならではの悩みもありそうですね。
「夏が終わった後、置き場所に困る」という声もいただきます。今年はリース会社と連携したレンタル提案も拡大しています。
メリットを複数上げていただきましたが、お客様が導入を決める“決め手”になるものはあるのでしょうか?
最後の決め手は、“デモ体験”ですね。カタログなどの説明も大事ですが、やはり実際に体感していただくことで、納得感を持って選んでいただいています。
プライベートブランド商品を強化している背景には、どのような狙いがあるのでしょうか。
商社はメーカーとお客様をつなぐ立場ですが、プライベートブランド商品を持つことで、現場に近い視点から、課題起点の提案を組み立てやすくなります。販売店様と一緒に現場へ伺い、課題を深掘りしたうえで「この条件なら、こういう商品で解決できる」と、ニーズに最適な形でご提案ができます。
また、現場を見ることで、当初の案件以外にも、「あそこの動線は自動化できるのではないか」といった感じで、新たなソリューション提案を販売店様と一緒に行うなど、次の提案にもつながっています。
自動化など、ほかの注力する商品はありますか。
自動化では、特に庫内物流の自動化にフォーカスした商品やサービスを取り扱っています。建屋間(屋内外)での自動搬送が可能な無人搬送サービス「eve auto®」(eve autonomy社提供)や、工場内など最小幅50cmの狭所でも走行できるの自律搬送ロボット「カチャカ Evo」(Preferred Robotics社提供)など、多様な使用シーンに対応できる商品やサービスを揃えています。
また、台車と脚立を一体化させ、高い位置のピッキングを楽に行いつつ、荷物もスムーズに運ぶことができる「ピックカート」は、主に物流倉庫で大変ご好評をいただいています。
今後、産業ソリューション事業部としてどのような価値を提供していきたいですか。
山善の強みは、エンドユーザーに信頼される販売店様との強いつながり、そして仕入先メーカー様とのつながりです。熱中症対策に限らず、人手不足による自動化や作業場改善など、現場の課題は複雑化しています。だからこそ、プライベートブランド商品や、国内外のメーカーの商品を取り扱う商社山善の強みを活かし、商品単体ではなく「どう組み合わせて課題を解決するか」という視点を大切にしています。
現場に最適な形でソリューションを届け、ものづくりの現場で働く方々が、より安全で快適に働ける環境づくりに貢献していきたいですね。
※このインタビューは2026年3月に行いました。部署名等は取材当時のものです。
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産業ソリューション事業部 東京営業部 東京営業課
2018年の山善入社時から、産業ソリューション事業部に所属。お客様対応を行うインサイドセールスを5年経験した後、セールスとなって4年目。30社ほどの販売店を担当し、その先にあるものづくり企業に対してなど最適なソリューションを届けている。猛暑時期の元気回復術は、キンキンに冷えた生ビールで喉を潤すこと。