
2021.02.01
- 社員インタビュー
「個の力」を磨く。機械・中川が抱く壮大な野望とは
- 機械事業部
- 営業社員
海外事業部 海外機械部 営業推進二課 課長
瀧川 和佳/Kazuyoshi Takigawa
営業本部 営業企画部 ゲンバト推進室
光田 薫/Kaoru Mitsuda
住建事業部 広域営業部 スマートエネルギー推進室
丹下 友樹/Yuki Tange
(写真左から)
広いフィールドと豊富な打ち手が、キャリアの可能性を切拓く。中途入社社員が実感する、挑戦を後押しする山善の風土。
2025.12.12
人材の流動性が高まる中、商社山善もさらなる事業成長のために、新規ビジネスにも取り組み、中途採用を強化している。今回は、採用エージェント経由、一度退職した元社員を再雇用するアルムナイ採用、社員からの紹介によるリファラル採用と、それぞれの採用方法で入社した中途採用社員の三人に、思い描いた通りの今を過ごせているか、現在の仕事内容から転職前後のリアルをインタビューした。
瀧川さんはエージェント、光田さんはリファラル、丹下さんはアルムナイと採用方法も入社時期も異なるお三方。まずはご経歴と転職理由を聞かせてください。
瀧川:私は山善が3社目でして、新卒では成長環境を求めてスタートアップ、2社目は海外事業への関心から中国の専門商社に勤務しました。1社目と2社目の間には中国、東南アジアに留学するなど、20代は興味のあることを優先し、30代はこれまでの経験を活かせる場で働き続けたいと思い、山善に転職しました。
光田:私は同じくスタートアップ企業に入社し、1年半ほど勤めて転職しました。1社目では、入社時から大きな裁量を持って働ける一方で、前提として長時間労働があり、ワークライフバランスなどを考えたなかで、転職を決めました。
瀧川:光田さんの気持ち、よくわかります。スタートアップ企業やベンチャー企業は、個人の裁量ややりがいは大きいものの、少ない人数で仕事を回さないといけない場面が多く、激務になりがちですよね。企業風土としても、社員の転職を前提にしているような印象を私も受けていました。
丹下:アルムナイ採用の私が、山善を一度退職したのは、会社に不満があったわけではなく、取引先から声をかけてもらったことがきっかけです。10〜15人規模の中小企業で、自分でなんでも挑戦できる環境を経験してみたいと思い、新天地に飛び込んでみようと転職しました。
そこからアルムナイ採用で山善に戻ってきた理由は?
丹下:退職した後も仲のいい先輩や同僚と連絡を取り続けていたんです。そんな中、辞めて5年ほど経った時に「そろそろ戻ってこないか」と声をかけてもらって。一回外に出て経験したことが、今の山善で活かせるのではないか。今の自分だからこそ発揮できる力があると思い戻ってきました。
それぞれ転職活動時には、譲れない希望や条件があったと思います。その時の希望は叶っていますか。
瀧川:私は留学経験を活かして、中国の日系企業に勤務していたのですが、いつか中国だけでなく、さまざまな国に展開している企業で働きたかった。山善で面接していただいた方は人柄もとても良かったですし、業務内容としても、グローバルにチャレンジできる基盤があったので、入社を決意しました。
入社後は駐在を含めて9年半中国ビジネスに携わりましたが、帰国後は、北米とメキシコを担当。1年前から課長として、北米、中国、韓国、ドイツ、トルコと各国の業務を担当し、希望通りのキャリアアップに満足しています。課長職に就いた今、これから経営管理職層をめざす人にキャリアパスを見せることも、自分の役割の一つと思っています。
丹下:私のキャリアプランでいいますと、「プロフェッショナルコース」という道も視野に入れています。山善の経営管理職層は、マネジメントを専門的に行う「マネジメントコース」と、専門能力の発揮により成果創出する「プロフェッショナルコース」の2つがあります。山善を離れていた期間に人事制度が変わっていて、「プロフェッショナルコース」が新設され、選択肢が広がったように感じています。
転職時の希望についてですが、前職では、太陽光パネルなどを販売していて、工場の太陽光パネルを担当させてもらうこともありました。環境にはやりがいを感じていた一方、大規模案件を多く担当することは企業規模から難しく、その面白さと知識を深めたいという想いが、再入社の決め手でした。いま所属するスマートエネルギー推進室は、「自家消費型太陽光発電」のトータルサポートを目的として2022年に新設された部署です。私以外のメンバーも前職で太陽光を販売していた中途採用者が多く、言わば専門家集団なんです。私も前職の経験を活かして営業活動を行っています。山善の仕事はターゲットも広いですし、今まで以上に大きな規模の仕事に携われるのは魅力ですね。
光田:安定した企業基盤があるなかで、裁量を持って仕事ができる環境、そして前職の知識が活かせる環境を探していました。そんな想いを、地元の親友に相談したところ、彼が山善で働いていて「新しくできたものづくり企業向け複合型SaaSプラットフォームに取り組む部署がちょうど当てはまる環境なんじゃないか」とプロジェクトリーダーを紹介してくれたんです。リーダーが面談後にランチに誘ってくださって、「普段の休みは何やっているの?」とか、僕という人間をもっと知ろうとしてくださった姿勢に好感を持ち、一緒に働きたいと思いました。入社後もすぐに営業活動をさせていただき、先月もまだ入社1年未満ですが40件ほどの商談を担当させてもらいました。
実際に入社して感じた、山善という企業全体の魅力を教えてください。
瀧川:山善の経営理念や考動指針に「切拓く」精神と「考動力」というワードがあり、まず考えて行動すべきは自分ですが、それを後押ししてくれる風土があるのが魅力だと思います。キャリアアップを考えている人にとっては、すごくいい環境です。例えば、海外の日系商社は、中国は中国だけ、というように専門を絞りがちです。そうなると中国企業が他国に進出するようなケースに対応できないのですが、山善は、海外15カ国・地域に、16現地法人と73事業所を展開しているので、このネットワークを駆使すれば、他社ではリーチできないところも切拓ける。貴重な経験をさせてもらえていると思います。
丹下:調理家電や扇風機などの家庭機器事業があることで、新規でお会いする方のほとんどが“山善”を知っていることは、すごくありがたいです。認知度の低い企業だと、企業概要から事業内容など、すべて説明して、信用を得ていく必要がありますが、山善という看板があると、こんなに仕事がしやすいんだと改めて気づくことができました。
光田:私が所属するゲンバト推進室は、2024年2月にローンチした、ものづくり企業向け複合型SaaSプラットフォーム「ゲンバト」を販売する専任部署です。ものづくりに80年近く携わってきた山善ならではの、現場の悩みに寄り添ったサービスで、「製造現場にちょうどいいデジタルを」をコンセプトに掲げています。前職では、中小の製造業向けの営業代行などをおこなっていたのですが、スタートアップということもあって、テレアポなどが中心でした。私が山善の魅力と感じているのは2つあって、1つ目は大規模な展示会に出展して、大企業に対してもアクションできること。2つ目は、山善の総合力と言いますか、各事業部の取引先(ものづくり企業)にもアプローチできることです。事業部や支社がメーカー様、販売店様と築いてきた土台があることはゲンバトを推進する上でとても強みになります。
山善への転職を検討している方に、一言いただけますか。
光田:前向きな社員が多く、向上意欲がある方にはとてもいい企業だと思います。待遇面では、有給休暇も取りやすく、大手企業ならではの福利厚生の充実ぶりもありがたいです。
丹下:アルムナイ採用で戻ると決めても、快く受け入れてもらえるかわからないと多少の不安はあったんです。でも実際は「よく帰ってきてくれました!」と迎えていただきました。アルムナイ採用を検討している方がいれば「戻っても働きやすい企業だよ」と伝えてあげたいと思います。
瀧川:私は3社経験したなかで、山善は落ち着いて働ける環境でありながら保守的でもない両方の性質を持った企業だと感じます。クライアントやパートナー企業から信頼を得ているから、どんどん攻めていけるという独自の強みがあると思います。国内も含め海外全体のステークホルダーとともに、未来を切拓いていけることにきっとやりがいと感じると思います。
※このインタビューは2025年11月に行いました。部署名等は取材当時のものです。

海外事業部 海外機械部 営業推進二課 課長
学生時代に憧れた人材系ベンチャー企業に飛び込んだ後、中国の日系自動車メーカーの専門商社に勤務。2013年6月に採用エージェント経由で山善に入社し、現在は前職のスキルを活かした海外向け工作機械営業の複数チームを率いる。朝4時に起きて軽くランニングするのが日々のルーティン。

営業本部 営業企画部 ゲンバト推進室
製造業中小企業向けの営業支援を行うスタートアップ企業に入社。友人の紹介によるリファラル採用にて、2024年12月に山善に入社。営業企画部ゲンバト推進室でシステム営業を担っている。幼いころからサーフィンに親しみ、大好きな海で過ごすのが休日のルーティン。

住建事業部 広域営業部 スマートエネルギー推進室
2008年の新卒採用で山善に入社し、2020年に退職。住設機器の卸売、太陽光発電システムなどエネルギー関連工事を行う会社に転職。2025年5月にアルムナイ採用で山善にリターン。現在は工場向け太陽光設計積算営業に従事。フルマラソンに向けてのトレーニングが年間通してのルーティン。