
2021.12.24
- 社員インタビュー
- for Recruit
商社パーソンたるもの、「もの」だけでなく「己」を売り込む
- 採用
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- 営業社員
経営管理本部 東京管理部 人事総務課
高田 夏実/Natsumi Takada
経営管理本部 人事部 採用育成課
川口 詩音/Shion Kawaguchi
(写真左から)
目指すはポップな人事?
新卒採用担当が本音トーク
山善と相思相愛な人財とは?
2025.06.06
昨今、人的資本という言葉をよく耳にすれど、山善は創業時からずっと「人づくりの経営」を続けている人的資本組織のパイオニア。人材を“人財”と表現するのも、人を最も重要な経営資本と捉えている証拠。そんな山善にとって理想の人財とは?新卒採用の担当として奮闘するふたりに話を聞いた。
まずは入社してからの社歴と、業務内容をご紹介ください。
高田:2023年の入社直後から、人事の業務に携わっています。配属は東京管理部の人事総務課。人事として採用育成の業務もしますし、総務として社員の健康管理、名刺の管理なども行います。現在、東京管理部で新卒採用を担当しているのは先輩の谷口と私のふたりです。
川口:私は2021年入社の5年目。最初は機械事業部の大阪営業部でインサイドセールスを経験した後、北陸支店・福井支店を兼任し2024年9月までセールスを担当。10月から大阪の人事部です。学生時代はサッカーに夢中で熱血指導者や教師への憧れがあったので、就活生と向き合える人事部への異動はありがたいお話でした。大阪の採用育成課は9名いて、うち新卒採用は2名で行っています。
新卒採用の大まかな年間スケジュールを教えてください。
高田:最も忙しくなる時期は、年明けあたりです。1月から4月までは順次、翌年卒の学生に向けた採用活動を進めていきます。5月の今は、2025年4月に入社した新入社員の研修が終わり、少しホッとできる時期。とはいえ5月半ばからは、2027年卒のオープンカンパニーや選考に向けての準備がスタートします。その後は、2026年卒の学生に向けた10月の内定通知式の書類作成、内定者に連絡をするなどの業務が続きます。わりと落ち着いている時期は、内定者のみんなの意思を確認した後、10〜12月の時期ですかね。
就活生のみなさんと接する時、心がけていることは?
川口:24年下期の目標は、「就活生のアニキ的存在になる!」でした。僕は人事の人間というより、みんなのアニキのような身近な存在でいたい。
高田:川口さんのキャラは人事の中でも特別、まさに熱血教師(笑)。私は、とにかく親身に寄り添いたいと思っています。就活生に近い年齢でもあるので、気持ちもわかるし、本音の部分をたくさん聞かせてもらってから、一緒に考えることを心がけています。過去、ミスマッチが起きそうな場面で「あなたがめざすのは、山善じゃないかも」とお話したこともありました。その時は「そこまで考えてくれた人は初めてです」と、逆に心に響いたと喜んでくれて。試行錯誤しながらですが、その人にとって一番良い未来を採用担当として考えたいと思っています。
川口:高田さんは、就活生や新入社員の心のよりどころ。入社すぐの研修でも「高田さんが、東京からきてくれた!」ってみんな大喜びで、横で見ていてすごいなぁと思っていました。入社1年、2年目の社員にとっても、高田さんはすごく癒してくれる存在のようで。「高田さんお元気ですか?私たちも変わらず元気でやっています!」なんて会話を聞くと微笑ましいです。
多様な業務がありますが、最もやりがいを感じられるときは?
高田:「山善に決めました」と内定承諾の回答をいただくことが多い春ですかね。その決め手に「人事の方の対応がよくて、社員の方もみんなあたたかい人柄だったから、ぜひ一緒に働きたいです」なんて言ってもらえると、山善の魅力が伝えられてよかったと思えますし、やりがいにつながります。
川口:まさにそう。今日も新入社員から「入社の決め手は、人でした」と言われて嬉しかったです。これって山善の魅力そのものだし、自分の就活の時も、コロナ禍だったので様々な部署の方と接することは叶わなかったけれど、人事の人たちの印象がすごくよかった。他社に比べてポップで、ユニークで、温かい雰囲気だったことが決め手でした。僕は営業出身の採用担当なので、他社よりも何をすれば学生の注目を集められるのかと、常に考えていて。「山善の人事に、ポップな人がいたな」と興味のフックになれればと思います。
声をかけたくなる、この人なら山善で輝いてくれそうだと感じる学生像とは?
川口:素直であることが、すごく大事だと思います。私みたいに明るく元気だったらいいわけではない。そんなタイプばかりを100人雇っても会社のためにならない(笑)。多様な個性があって企業は成り立ちますからね。新入社員研修を見ていて思ったんですけど、元気で明るい山善らしい人、静かだけれど芯が強い人、とにかくこだわりが強い人…共通しているのは「素直」だということです。素直な心を持ったいろんな人が混じりあうことで、いい世代や組織になっていくと感じます。
高田:私も、面接の控え室で率直に「すごく緊張してきました」と言えるような人の方が一緒に働きたいと思えます。自分にも周りにも嘘をつかない、変に自分を大きく見せない人の方が、等身大で話せて気持ちがいいです。
入社して活躍している社員の特徴をあげるとすると?
高田:早いタイミングで活躍できる人は、「教えてください!」と素直に言える、「後輩力」がすごくあると思います。入社2年目のみんなから私“なっちゃん”と呼ばれることが多くて(笑)。そんな後輩力のある子からの頼まれごとは「この人の頼みなら、ひとつやりましょう」という気持ちになる。そんな後輩力の高い人は、希望していなかった地域や部署に配属されても先輩に好かれて、活躍していますね。
川口:実際に活躍されている社員の方たちを見ていると、みなさんマメだと思います。営業見習いの時に同行した、事業部でも飛び抜けた営業成績の先輩がいました。移動中とにかくかかってくる電話を、間髪入れず瞬時に返答、もしくは仕入先メーカーの方などに相談しておられた。メーカーとお客様の間にいるセールスは、仕事を滞らせないことが1番大事。「どうしよう」とよぎった時点でもう次のアクションに移っている、相手にアクセスしている。そんな「マメな連絡と行動」は、できるセールスの特徴だと思います。
「山善でいい、ではなく山善がいい」が理想ではありますが…。
高田:家庭機器のイメージが強く、家電メーカーだと思って志望してくる方も多いので、山善が専門商社であることをしっかりと伝えないといけないのはここ数年の課題です。
川口:メリットもあると思っています。家電メーカー志望の優秀な人に対して、商社の道を差し示せるチャンスにもなるから。「商社もいいかもしれない」と思ってくれたら、それでいい。家庭機器事業に配属される人は全体の1〜2割で、8割はそれ以外の事業部配属となります。家電にこだわる人は、ギャップを感じやすいでしょうね。だから山善のリアルを理解して、それでも来てくれるかどうか入念に話をします。「山善でいい」、ではなく、「山善がいい」と思ってもらいたいですからね。
実は先日配属先の発表がありまして、ここ数年は新入社員の希望に沿った配属が徐々に増えていると実感しています。もちろん、希望が叶わなかった人もいますが、これからは、配属に納得できる新入社員の割合をもっと増やしていければと思っています。
高田:配属先や勤務地など様々な職場環境について、もしひとりで悩んでつらい時には「高田さんに話してみようかな」と思ってもらいたい。自分が採用に関わったすべての人が快適に働けるよう、しんどさを取り払って、改善してほしいことは会社に伝えて、体制を変えていけるよう動きたいです。
川口:嬉しいことに2025年入社の中にも「山善しかないです!どの事業部になっても頑張ります!」と言ってくれた人がいました。そう言う人は本当にどこに配属してもやっていけます。これからも多くの優秀な人財に「山善ならでは」の魅力を伝えていきたいです。
※このインタビューは2025年5月に行いました。部署名等は取材当時のものです。
経営管理本部 東京管理部 人事総務課
2023年の入社当初から、東京管理部人事総務課に所属。総務業務としては社員の健康管理など、人事業務としては新卒採用を担当。学生たちから慕われる癒し系にも、ストレスが溜まる時もある。そんな時の解消法は「ハーゲンダッツの店舗で新作アイスを食べること」。
経営管理本部 人事部 採用育成課
2021年入社。初期配属は機械事業部 大阪営業部業務課。インサイドセールスを経験した後、北陸支店に移って2024年9月まで営業を担当。日々を楽しみ、あまりストレスを溜めこまないポジティブタイプ。仕事以外の楽しみは「先輩や同僚を誘って飲みに出かけること」。