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株主・投資家情報|IR

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株主さまへのメッセージ

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(2018年6月26日更新)


第72期決算を終え

 日頃から格別のご高配を賜り、まずもって皆様方お一人おひとりに、心より厚く御礼を申し上げます。 

 昨年4月に社長に就任して1年と少し、就任当初から「我々は変化対応業」を社内のキャッチフレーズにして、劇的に変化するマーケットへの対応策を具体的に打ち出してきました。 

 その積極姿勢が功を奏し、当連結会計年度の業績は売上高、各利益ともに公表計画を上回って過去最高となりました。工作機械業界が未曾有の好況を続けるなど収益環境も生産財を中心に非常に良好でした。 

 とりわけ重点強化してきた海外事業は、売上高が前年比約40%増加し、全体に占める割合も前年の約16%から20%に伸長しています。海外EMS(受託生産サービス企業)の関係など要因を言い出せば切りがないのですが、ベースにはやはり、一昨年、グローバル化を明確にし、国内生産財事業と海外事業を一本化した改革のシナジー効果が徐々に現れてきたことが貢献しました。改革後の取り組みが、地に足がついてきたと感じています。 

 一方で消費財分野は、個人消費の回復が遅れる中、物流・運送費の高騰も逆風となって苦戦いたしましたが、厳しい環境に直面しつつも一定の水準を維持できました。住建事業、家庭機器事業とも前連結会計年度は増収増益で躍進しており、巨大マーケットの中で「今後もやりようによって伸びる」と、積極的な営業戦略を推進し始めています。 

 おかげさまで当連結会計年度は、2019年3月期を最終年度とする中期経営計画の最終目標「売上高5,000億円・経常利益150億円」を、売上高はわずかに及ばなかったものの1年前倒しでほぼクリアできました。私は常々、社内外で「売上高5,000億円・経常利益150億円の計画数字は、商社として次のステージに向かうための超えるべき象徴的なライン」と申し上げてきました。つまり、ひとつの通過点であり、さらに新しいステージへと進まなくてはなりません。売上高はもとより、専門商社としての提案力、組織営業力をもう一段進化させることが重要です。一言で言えば、「顧客視点に立って商社機能を強化する」ということになります。真の目標は、この数字を超えて次なるステージに歩みを進めることだ―そんな想いを意図して、社内外に伝えてきました。



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NEXT STAGEへ

 そして今期からいよいよ、ステップアップして次なるステージに立ち、新たな挑戦を進めます。私は、単にボリュームを追うのではなく、売上拡大はむしろ手段であり、今後の目的は「持続的利益成長が可能な企業にしていくこと」と思っております。

 ここで少し話が逸れますが、概念的なことを言えば、商社山善の絶対的な強みとして、メーカー1社では提供できない品揃えが山善にならあるということ、これがもっとも大きな当社のアドバンテージだと思っています。当社は大手から先端ベンチャーまでさまざまな企業の商品、システムを取り扱っており、「山善に任せればトータルで提案できる、また何かあったときに安心だからそのほうがいい」、そう考える人は市場にたくさんいます。この強みを国内外で最大化させます。そのためには先端分野を含めノウハウの蓄積をさらに充実させることが必要ですし、色々なシーンで経験値を増やすことも欠かせません。

 幸い、当社の中には「現状維持を受け入れない企業文化」が今も脈々と流れています。そのDNAを受け継ぎ、例えば生産財分野における新たなソリューション事業やエンジニアリング機能の提供、また例えば消費財分野におけるゼロエネルギー住宅(ZEH)等の提案と、専門に特化した組織を設けながら、社会貢献に資する先端ビジネスの提案を深め、当社の「持続的利益成長」につなげてまいります。

 同時に国内外を問わず、社員個々の「人間力」を活かした地域密着型の営業展開も引き続き強化・充実いたします。そのための仕組みづくりとして、今期から営業本部制を支社制に変え、地域対応力を拡充させました。

 地域の特性やニーズに沿って「エリア戦略」や「顧客対応」を図る支社を軸にしたヨコの組織と、専門性を重視し商品戦略を担うタテの組織の、その2つの組織の役割を明確にし、より高いシナジーを生み出せる体制が整っています。

 さて、次なるステージに立った今、何をどう変えるか―ですが、商社としての機能、価値を高めるべく新たな取り組みに挑戦するものの、根本的な部分はまったく変えません。即ち、商社山善の存在価値は過去からずっと、生産財と消費財の両分野において「顧客が山善に何を求めているかを察し、その期待に応えること」でした。その永遠の命題に今後も正面から向き合って、顧客視点で提案し、モノを供給してまいります。


100年企業へ

 エンジニアリング機能の提供といった新たな注力分野の取り組みはまだ緒に就いたところです。会社や組織を作るのは簡単ですが、大事なのは事業を造り出すことであって、またそれよりも成長させることの方がずっと難しい訳です。

 さまざまな改革にチャレンジする中で、最終的に大事なのはその狙いと意図を社員がよく理解し、会社全体に浸透させて実行力を高める。その上で、お客様に貢献し続ける中、事業を成長させていくということです。

 今期は中期経営計画の最終年度にあたりますが、計画数字はこの経営計画の最終目標を上回る数字へ上積みしました。一段上のステージに立って、「お役に立つ山善」として持続的な利益成長を追い求めます。

 また、株主還元につきましては、安定した財務基盤の確立と収益力の向上を図り、株主の皆様への安定的な配当を基本とした上で、利益水準を考慮し利益還元を行うことを基本方針としております。第72期は、普通配当30円に特別配当2円50銭を加えて、年間32円50銭の配当とさせていただきました。また第73期は、前期の特別配当2円50銭を普通配当に組入れ、年間で32円50銭の配当を予定しており、中期経営計画3年間の平均配当性向が30%となるよう目指してまいります。

 当社は昨年、創立70周年を迎えましたが、「創立100周年」を視野に、「次のステージ」を目指すスタート台に立ったと意識することが大切です。100年というと、遠いことのように感じますが、実はそうではありません。今の30歳前後の社員が幹部になる頃がもう100周年です。そういう長期の視点も持ち合わせ、パートナーの皆様と一緒になって、マーケットでお役に立ち続ける価値のある会社を築いていきます。

 最後になりましたが、皆様には今後も変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、切にお願い申し上げます。